The Story of
「ZEN COFFEE」
起 源
origin
柔らかく優しく包み込んでくれるような飲み口。
香りを楽しみ、一口を味わう時、本当の自分に帰ることができる一杯。
僕たちが作りたかったのは「禅の里」を感じることができるコーヒー。
飲んだ人に「元気」になる「道」を発見してもらいたい。
そんな想いを込めて誕生したのが『ZEN COFFEE』。
心洗われる一杯を味わってください。
誕 生
「コージーコーヒー」
bone
思いこせば、いつも傍らにコーヒーがあった。
僕はコーヒーでたくさんの人を幸せにしようと決心した。
知識と技術を身に付け、出店地を探していたある日、
足を運んだのは「九頭竜川」沿いの「鮎街道」。
そこには従姉妹が十数年営んできた飲食店がありました。
彼女と言葉を交わすうちに、明らかになった必然のような偶然。
店を開きたい僕を前に、彼女は閉店を考えていたのです。
「九頭竜川」の流れと樹々の緑に癒されながら心は決まりました。
この自然の中で焙煎したコーヒーなら人々を幸せにできるはずだと。
僕たち二人
会社という枠の中で働きながら、結婚し、親となった僕と妻。
振り返れば、山あり谷ありながらも幸せな人生でした。
しかし、子どもたちが成長し、それぞれの道を歩みはじめたとき
蘇ってきた想いは「二人らしい生き方をしたい……」。
大好きなのに、手を伸ばそうとしてこなかったもう一つの「幸せ」。
それは、多くの人と出逢い、幸せを分かち合うことでした。
禅の里 永平寺町
深山幽谷の中に道元禅師によって開かれた曹洞宗大本山『永平寺』。
坐禅道場を有する福井県永平寺町は、禅の歴史と文化が息づく「禅の里」。
古来、この地を潤す「九頭竜川」の清らかな流れとともに
訪れる人にやすらぎをもたらしてくれるまちです。
禅の心、そして力
禅の本質「言葉より実感」
「禅」を語る言葉の一つ「不立文字(ふりゅうもんじ)」。
経典の言葉から離れ、文字に頼らず、ひたすら「坐禅」することで
悟りや真理を実感せよという教えである。
言葉や文字を読み、分かった気持ちになるのではなく、
それらで伝えきれない境地があると知ることが肝要である。
禅と永平寺
「坐禅」を修行の中心に据える曹洞宗大本山『永平寺』。
禅とは、物事の真の有り様を見極め、
正しく対応できるよう、心を整えていくこと。
これを坐ることで会得しようとするのが「坐禅」。
「坐禅」の極意は呼吸にある。
息を整え、姿勢を正す。
呼吸に意識を集中させていると、余計な思惑が遠ざかり、
やがて自然と気持ちが整ってくる。
禅の力で今を生き抜く
私たちは日々さまざまなモノや情報に取り囲まれて生きている。
自分自身の心を動かす主の正体がモノや情報だと気づいたとき、
その囚われから心を解き放ってくれるのが坐禅。
整い、或いは空っぽになった心に新しい力が湧いてくる。
世の中の枠組みから人々を解放し、明日への活力を生む禅の力。
それは世界のキーパーソンにも影響を与えている。
彼らは禅の世界に触れるたび、新しい自分へと生まれ変わり、
パワーを取り戻し、今に集中してきたのである。